筋力増強、健康増進、リハビリ、美容など、
あらゆる分野で活用されているトレーニングです。
トレーニングによって平常時よりも大量の成長ホルモンが分泌され、
これによって新陳代謝や脂肪分解が促進されます。
「どんなことをするのでしょうか?」
加圧トレーニング専用のベルトを巻いたまま、簡単な筋力トレーニングをします。
すると疲労物質の乳酸が末端にどんどん溜まります。
乳酸が沢山溜まることで脳が
「激しい運動をしているから成長ホルモンを出しなさい」
と成長ホルモンを出してくれるのです。
脳をだましているんですね。
「誰でもできるのでしょうか?」
行えない方
・ 妊娠中の方
・ 医師から運動を止められている方
・ 飲酒後の方
下記に該当される方は、事前に医師の了承を得てください
・ 心臓・脳に障害のある方
・ 高血圧の方
・ 糖尿病の方
・ 高脂血症の方
・ 血液疾患の方
・ 静脈瘤の方
・ 悪性腫瘍のある方
・ 骨折、脱臼、肉離れ、骨粗鬆症の方
・ 皮膚疾患のある方
・ 安静を必要とされている方
・ 体に異常を感じている方
・ 急性疾患、化膿性疾患、むくみや痛みを感じる方
・ 平熱以上の熱がある方
例え軽い症状でも、心おきなく行うことが出来るように
検査の上、医師から判断をしてもらった方が安心して行えます。
トレーニングより何より、大切なのはケガやその後に支障を来すことをしないこと。
軽い判断や無理は禁物です。
「具体的な効果は?」
1、 血行が良くなる
ベルトで血流が制限されるので、ベルトを巻いた先の部分の血流が
一時 的に悪くなる
↓
脳が「心臓に血液を増やすように」と指令を出す
↓
末梢血管の血液が流れやすくなる
2、 血管年齢が若返る
ベルトを巻いた先の部分(腕・脚)は血液を溜めこもうと拡張し、
その他の部分は血液を送り出そうと収縮。
これを繰り返すと血管の弾力が増します。そして、血管の内側にある
細胞から一酸化窒素が生まれ、これも弾力が増す一助になります。
3、 成長ホルモン(GH)が上昇する
乳酸が筋肉中に溜まると、乳酸の受容体が刺激されて脳下垂体前葉から
GHが分泌されます。
4、 速筋・遅筋の両方をトレーニングできる
トレーニングですぐに遅筋が活動し始める
↓
遅筋内の酸素が不足する
↓
大きな負荷の運動をしていると錯覚して速筋が働き始める
5、 短時間で大きな効果を出せる
乳酸はトレーニング直後に、
GHはトレーニング終了後15分前後に分泌のピークになります。
早い段階で筋肉疲労が現れ、それに伴いGHが早期に分泌されます。
その為短時間で効果を出せるといわれています。
6、 関節や筋肉の傷みが少ないので、短期間で筋肥大・筋力UPが可能。
そして、GHのおかげで体が回復しやすい。
7、 GHの影響は体全体に及ぶのでベルトを巻いていない腹筋・背筋にも効く
8、 若返り効果がある
・ 免疫機能の強化
・ 骨密度の上昇
・ ケガ・手術からの回復期間の短縮(医師からの承認が必要です)
・ 運動機能の向上
・ 脂肪の減少
・ 皮膚の弾力の増加
( 『「加圧トレーニング」健康法』 佐藤義昭著 より)